恩師と結婚

前に法学部における恩師が結婚したらしいとのエントリを書いたが、今日はバイト先で、バイト先での恩師が来月式を挙げるから、もし来れるなら予定を空けておいてくれという話があった。そこで、今日は恩師と結婚の話。


「この人に会ったおかげで私の人生が変わった」と思える人、いませんか。
私は、中学時代から今(大学四年)まで、大体自分の人生の一区切りにひとり、人生を変えた先生がいます。その方のことを、恩師と(自分の中で勝手に)呼んでます。
人生21年、この人に出会わない限りはこのような心持にならなかった、かつ、この人に出会わなければこのような進路を取ることはなかった、という、恩師の条件を満たす人はやはり数えるほどしかいません。そうだな、中学2年の時の担任(女性)、中学時代の塾の先生(男性)、高校時代通じての担任(男性)、今のバイトでの元上司(女性)、法学部での教授&助教授(男性)*1と、6人か。そのうち、出会ったときには4人が独身でした。

なぜ恩師ということばに結婚をくっつけて書くかといえば、その4人のうち3人が、あまり会わなくなってからしばらくして結婚したからです。そうすると、「どうやってお祝いしよう」「どのようなお祝いの言葉をかけたらいいのだろう」と思うと同時に、いかに彼ら、彼女らによって自分の人生が変わったかをしみじみ感じさせられるからです。結婚って、本人にとっても人生の一区切りだと思いますけど、周りの人間、特にお世話になった人間にとっても一区切りの瞬間なんですよね。独身のときみたいに無茶なつきあわせ方*2ができなくなる、っていう問題もありますけどw
無茶なつきあわせ方、といえば、その3人とはやっぱ結構深い話とか、してたんだよなあ。夜遅くに。そこで彼ら彼女らの人生に出会い、それを自分と重ね合わせたりして、そこで「人生が変わるような心持の変化」のきっかけを、受けていた気がします。

今日挙式の話を聞いたバイト先での元上司について、ちょっと書こうかな。
彼女は本当にかっこいい女性でした。いかにお客様をもてなすか、気持ちよく御利用いただけるかにいつも腐心し、かつ、私たちのようなバイトにも、その精神をちゃんと教育してくださった方です。彼女に私はどれだけのことを学んだだろう。今、大学四年にもなってまだこのバイトを続けているのは、彼女を通してこの仕事の真の面白さ、大変さをきちんと仕込んでもらったからこそだと思っています。
それでいて、「kaffeeくん、今日飲みに行こう!」って誘ってくれて、バイトで汗ばむ体を潤しにデザート担当の調理場の女の子(私よりひとつ下)と3人で飲みにいったときには、店では見せない顔をみせてくれたり。10歳年上の女性の悩みを、ありのままに話してくれました。大学時代はどうだったとか、今まで10年仕事してきてどうだったとか・・・。大学にいると、意外とこういう話聞けないんですよね。まして、いつもお世話になっていて彼女の力量と器量はよくわかっているから、それだけにその話には聞きほれてしまいました。やはり、自分よりもちょっと上の世代の意見が、一番参考になります。もう15年も離れてしまうと「それは先生の時代はそうだったんでしょう。私知らないけど」って感じになってしまうのですが、10年くらいだと、さすがに自分ももう社会とかがわかる年齢になっているから、どういう時代背景のもとにその人が生きていたかがわかるし、自分が生きている時代との共通項も多いものです。そういう意味でも、彼女の話は自分の心持を変えたと思っています。

本当に、おめでとうございます。挙式には、ぜひ参列したいと思っています。
あ・・・結婚式に来ていけるような服がないんだった・・・(爆)
これが結婚式への初参列になるんで、あとあとつかえるようなものを仕入れておかなきゃなあ。

*1:この二人はセット、ですね。同時期に関連するとてもいい経験をさせてもらったので。

*2:中学時代の塾の恩師は、友達数人と一緒に近くのマックで一日中勉強、というより雑談に付き合わせた覚えがある。あとになって聞いたのだが、そのときは突然婚約破棄されたための女性恐怖症が癒えておらず、女性といるよりも中学生と馬鹿やってたほうが楽しかったんだとか。そんな彼も数年後とてもキレイで愛嬌のある奥様と幸せな結婚をし、2児をもうけたのだけど、おととしの夏に過労死で亡くなってしまった。もうすぐあれから2年か・・・御冥福をお祈りします。