そう遠くない未来のはなし

今日は一日お店は暇だった。仕事量も少なく、最近土日しかシフト入れてなかったがゆえに会えてなかった同僚と一緒に仕事できて、楽しかった。それ自体は喜ばしいことだけど。
手が空いた時間に副店長に尋ねられた。「今年の年末のことを考えたいから、今後の予定をたずねたいのだけど。」
それ以前からなんとなくは伝えていたけれど、今日ははっきりと「10月に退社するかもしれません」と伝えた。


もう年末を乗り越える勇気はない。この4年間、毎年、私は年末年始に多くのものを得、そして失った。
自分の肉体的・精神的キャパシティはどれくらいあるのか、毎年試されていた。週に3回LECに、1回はゼミに、4回バイトした年もあったし、直前まで普通にバイト入りながら入試を乗り越えたこともあった。しかし、今年の冬はそうもいってられそうにない。
昔よりもやろうとしていることの知的水準が上がっているからかもしれないし、体力がもたなくなっているからかもしれないけど、なかなかどうして、時間の使い方が下手になってしまったように思う。まとまった時間がなければどうしようも解決しない問題、前に進めない課題が世の中にはあるのだ、ということを、私はドイツ語文献購読で身をもって学んだのかもしれない。もちろん、まとまったお金がないと本も買えない、学費も払えない。しかし、奨学金を増額してでも、時間を優先させるべきときがきているのかもしれないと、最近、仕事が暇なときにはつい考えてしまう自分がいる。


辞めるなら、後輩が就活でいなくなる前だな。・・・9月末か。とりあえず、そんなこと言ってないで文献を読もう。3連休なのに、まったく前に進んでいない。自分の能力のなさに吐き気がする。