本バトンですか、今度は。

バトンメイカーpaco_q先生から種々のバトンをいただいているKaffeepauseの日記、ようやく普通の(?)バトンが来ました。

持っている本の冊数

部屋が狭く、しかも毎年増え続ける法学書に追いやられて、そう多くないです。ほとんど文庫本かサブカルチャー(おいおい)

今読みかけの本・読もうと思っている本

法学関係は山ほどあるのですが(笑)今日ちょうど買い物をしたので、↓に同じ。

最後に買った本(未読・既読問わず)

ちょうど今日、映画の帰りにB○○K OFF*1に寄ってきたので、たくさん。ちなみに昨日の時点では「憲法と平和を問いなおす (ちくま新書)」でした。

日本人の法意識 (岩波新書 青版A-43)

日本人の法意識 (岩波新書 青版A-43)

まだ読んでなかったんですよ。U田先生、O村先生ごめんなさい。見つけたので即買い。状態もよかったし。


LOVERS

LOVERS

これの文庫版。
どうしても恋愛小説を一冊買いたかったのですが、何を買ったらいいかわからなくて、アンソロジー。買いたいのに「わからない」なんて、ちょっと病んでる気もしないでもないけど。かつて、これを友人に誕生日に贈ったものの、自分では読んでなかったんでちょうどよかった。


これは2000年の出版時、買おうか迷って買わなかった本。ちょうどバドミントンをやっていた時期で、心理的に強くなりたかったのですが、これは当時は買わなくて正解、かな。半分くらい読みましたが、いかに商人の口車に乗せられないか、詐欺にあわないようにするか、相手を乗せるかという本。バドミントンには関係ありません(笑)

自殺のコスト

自殺のコスト

これも買いそびれてた本。こういう本ってもちろん反発もあるでしょうが・・・かつての「完全自殺マニュアル*2も、殆どの人にとっては抑止に働くと思うんですよ。いかに死ぬのが大変かがわかりますし、しかも客観的状況をも記述するので、かえってやる気をなくすか、想像するだけでとりあえず満足するか、どちらかで止まる人が大半かと。
これは費用便益を見せてくれる分、その色彩が強く「安全」度が高まってる気がする。生命保険におけるケーススタディーが面白そう、って不謹慎。

特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)

じゃ、トーンを戻して。

Flowers for Algernon (Bantam Classic)

Flowers for Algernon (Bantam Classic)

アルジャーノンに花束を、の原書です。高校2年のときの課題で、「何でもいいから1冊英語の本を読め」というのがあり、無謀にも、これを選んでしまったのです。*3本作は日本でもドラマ化されたりもしたようなので、大体の筋は皆さん御存知でしょうが、原著だと、主人公チャーリィの知能レベルのアップダウンによってまったく文が変わるんです。それを、
アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

小尾さんの翻訳はかな混じり(しかもてにをはを間違える)の文章で表現したりして、ほんと名訳だと、原著を読み進むにつれて思いました。


哲学者のカフェ―世界を生きるための子どもと大人の往復書簡

哲学者のカフェ―世界を生きるための子どもと大人の往復書簡

なんて変哲の無い若き哲学者と少女の文通記録。しかしその中で語られるのはアウグスティヌスから老子まで、多様な哲学者との出会い・・・。
実際にあった、SFのような読み物。へスレの才能と、ノーラの感受性に胸ときめかせた。
今読み返したら、面白いんだろうな。

希望の国のエクソダス (文春文庫)

希望の国のエクソダス (文春文庫)

村上龍はたくさんは読んでないのですが、この作品と「五分後の世界 (幻冬舎文庫)」「ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫)」のもたらした衝撃は忘れることが出来ません。本作の冒頭シーンの元ネタは私の友人達らしいのですが、そんなことはこれを読んでいるときには思いもよらなかったのだけど。(そんな友人達が同じ大学、という状況になるとは思ってなかった)


永遠のジャック&ベティ (講談社文庫)

永遠のジャック&ベティ (講談社文庫)

中学校時代、清水義範氏の本はほとんど読んでしまった、という時期がありました。パロディならぬ、パスティーシュ*4の名手。本作は「あんな不自然な英語の教科書どおりの会話をしていた二人が、大人になったら?」という本。他におすすめは「国語入試問題必勝法 (講談社文庫)」「グローイング・ダウン (講談社文庫)」。


エヴァが目ざめるとき

エヴァが目ざめるとき

最後に、このバトンがなければ書名を思い出すことも無く、プロットだけを思い出にしていただろう、名作。交通事故により身体を失った少女の脳の移植先は、なんとチンパンジー・・・。この作品のすごいところは、少女の前向きさと、しっかりした思考がまわりの大人たちを巻き込んでいく様。心理描写が凄く巧みで、一気に読みきって、大泣きした覚えがあります。


次点:迷いましたが、

ターン (新潮文庫)

ターン (新潮文庫)

 
スキップ (新潮文庫)

スキップ (新潮文庫)

 
リセット (新潮文庫)

リセット (新潮文庫)

北村薫の三部作も捨てがたい。

バトンを回す人

困りましたねえ。皆さんお忙しそうですが・・・。AKITさんが回しそうなところはとって置こう。
ひいたん先輩、兵庫さん、kikiさん、id:kifuyuさん、id:dim7さん、いかがですか。
TB飛ばしてないライブドアブログの皆さんは、気づくかなあ。。。
AKITさん、九州方面×2とか欧州方面とか、刑法さんとか英米法先輩とかwは外しておいたので、ご自由にどうぞ(笑)

*1:伏字になってない

*2:これもたしか古本屋で買った気がする。東京都民じゃなくてよかった

*3:しかも長編のほうを。もとは中篇でして、こちらは「心の鏡 (ダニエル・キイス文庫)」に所収

*4:区別は私には聞かないで下さい。よくわかりません。ただ、一ついえるのは巧いです。