本棚

今日は所用があって、某先生の研究室にお邪魔した。先生に許可を取って、本棚をしげしげと眺めさせていただいた。本当に愉しい時間である。
実はこのような機会、幸運に恵まれて片手に入らないほど、両手には足りないくらいの回数経験した。その先生、先輩がどのような分野に興味があるのか、あったのかがわかり、さらには「この先生がこんな本を・・・」という本が必ずあったりして、ついたずねてしまったりする。自分の不勉強を恥じたり、新たな視点を与えていただけたり、時代を感じたり、と、非常にためになることが多いのだ。


翻って自宅の本棚を眺めてみる。・・・うーん、なんだかなあ。本学の法科大学院生には大学敷地内に本棚というものは存在しない*1ので、これが私の所有・占有する唯一の本棚空間なのだが。自宅のスペースの都合もあって、だいぶ削除した。もちろん、公的な場所に移せるようなもの、そうでないものが混在しているとはいえ、あまりになあ。自分の不勉強、趣味の少なさ・浅さがあらわになっているような気がして、ちょっと情けなくなった。


・・・まあ、本を買いすぎで財政破綻が近づいている気がしないでもないので、充実した本棚になるのは遠い日の話になりそうだけど。

*1:個人のスペースがないため、法学部図書館で延滞者に返本請求をするときにちょっと困った。本が返ってきても知らせてもらうのに一苦労しそう。