読みたい本

読まなきゃいけない本をたくさん買う必要があるので、すぐには買えないし読めないけど、読みたい新刊を見つけたので忘れないうちにメモっておこう。読んでもいないのに読書カテゴリを使うのはちょっと反則だけど、まあいいや。

行政紛争解決の現代的構造 (行政法研究双書)

行政紛争解決の現代的構造 (行政法研究双書)

なんかアマゾンだとろくな情報がのっていないので、弘文堂HPから引用。

解説

「行政紛争とADR」に関する画期的提言
 近年、国民にとってより利用しやすい司法制度の実現、国民の司法制度への関与、法曹のあり方とその機能の充実・強化を目指して、司法制度改革が進められています。昨年に成立し、本年4月から施行される「行政事件訴訟法」の改正法もその一環であり、今後ますます紛争解決の手段がより身近なものとなるはずです。
 このような改革が進められているとはいえ、裁判による行政紛争の解決には多くの課題が残されています。本書は、米国における行政紛争解決の新たな動きとしての「行政ADR」を出発点として、米国の制度に関する研究を進め、その成果を基にして、日本における裁判外の行政紛争解決の今後のあり方に関して提言を行っています。
 まさに定評ある本双書の最新刊にふさわしい、必読、必携の論文集です。


主要目次

第1章 既存の行政紛争解決体制の確立
  legislative courts/連邦行政機関/行政裁判所構想
第2章 既存の行政紛争解決体制の限界と行政ADRの確立
  行政ADR登場にあたっての背景/私人への行政紛争に関する決定権限の付与/
  私人への行政紛争に関する決定権限の付与/行政ADRの制度化
第3章 米国における行政紛争解決の現代的構造
第4章 わが国への示唆
  わが国における行政紛争解決制度の例/日米比較法的検討

奥付みると今年の3月だから新刊とも言いがたいような気もするけど、まあいいや。新刊本の棚に並んでいたし。
行政上のADRを中心に、ADRについての可能性は個人的には検討しておきたいテーマです。もっとも、この本を立ち読みした限りではアメリカにおける行政上のADRと日本のそれとは大きく異なるらしいので、そこから勉強しておかないとなあ。

さすがに「これを読め」とは先生も周りもそして与えられた課題も一言も言わないので正真正銘の「読みたい本」です。