本ばかりが増えていく
ちゃんと読んで血肉にしないと。
今回は、必要に迫られて、というよりは、個人的に待っていた本を購入。
- 作者: 伊藤眞,加藤新太郎,山本和彦
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2007/07/14
- メディア: 単行本
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伊藤先生が本学を去ってから4ヶ月。最近、面白いと思ったテーマを検討すると、その中心には伊藤先生の議論があるということがしばしばあって・・・まったく、いつまでたっても手の上で転がされているような気になります。
この本では加藤先生や山本先生が伊藤先生の過去の説に対して突っ込みを入れ、それに伊藤先生が応じていたり、実務での対応と学説の距離とを加藤先生が述べていたり、ということで、複線的に民事訴訟法を考察するのによい良書です。
手元に、伊藤教科書と新堂教科書と高橋「重点講義」が全部ある方は、ぜひ一度は手にとるとよいかと。(その意味で、LSの二年生に勧めたいです。)*2
今この時期にこの本に出会うということは、実務の先生とお話する機会が多かったこの1年を経て、改めて自分の中で民事訴訟法を捉えなおすよい機会なんだろうなあ。
参考文献リストも適切*3で、その点でも使える。薄い割に高いので、きっちり元をとれるくらい検討したいです。
もうひとつ購入したのがこちら。
- 作者: 城山英明,山本隆司
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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*1:この表現は、はしがきによる
*2:ついでに言うと、伊藤説・高橋説の要約と批判をした上で自説を述べるもあると、さらに面白いです。えへへ、行政法の本の次には民訴の本が多いからなあ、私の蔵書は。