5つの謎・予告

一晩明けたらもっと大変なことになってました。
あのbewaadさんに期待されたり・・・id:dpi:20050716 dpi先生の回答に先を越されたり。

しかしきょうはあいにく11時半〜10時までバイトの日*1なので、予告だけ。
なにせあと5分で家を出ないといけないので(汗)

簡単にいいますと。
H16-4-26  (判時1860-42)食品衛生法違反処分取消請求事件
H15-9-4  (判時1841-89)労災就学援護費不支給処分取消請求事件 〔中央労基署長(労災就学援護費)事件〕*2
H17-7-15 医療法勧告取消等請求事件

この3判決に言及しながら、5つの謎を少しでも多く検討してみたいと思っています。おそらくは(1)、(2)が中心になると思いますが。
今のところの私見(かつ試案)を述べますと、これらはすべて最高裁が処分性を認めた事案ですが、最後の医療法勧告を除いた2判決は論旨に反対です。しかし、そのメルクマールをまだキチンと立論できていません。特に最初の食品衛生法事件との差異。
ということで中途半端な予告です(TBもリンクも貼ってないし)が、dpiさんが先に応えてしまったので応答義務の発生を感じて書いた次第です。どうぞ御容赦を。
それではバイト逝ってきます。



帰ってきました。リンク貼っておきました。
バイトに行きながらの電車で考えましたが、やはりこの企画、連載(もちろん不定期)にして見たいと思ってます。カテゴリも新規で立てました。


この連載の下地は昨年の冬学期に某行政法ゼミで10月はじめに発表した内容と、2月箱根合宿で発表した内容です。10月発表で食品衛生法事件と労災就学援護費事件を扱いました。2月発表では阿部先生、高木先生、園部先生の論争をレビュー(できたかどうかはさておき)する試みでした。そこで、連載の最初のほうに2判決の事案の紹介をし、中盤に行政法初心者向けの問題の適示、そして最後に高木光氏の最新刊「行政訴訟論」にあたった上での再検討をしながら、私見を述べてみたいと思います。
ちょっと重たい連載になりそうですが、「夏休みの友」(by paco_q先生)なので、夏休み中に完結できたらいいと思います。話題になっている中川論文もまだ目を通していない*3ので、それも含めて。
いやあ、当事者訴訟論、dpiさんには確かに「いつか書きます」と言ってたんですが、こういうことになるとは思ってもみなかった。
まあどういう形であれ、とあるひとりの大学4年生が書く内容ですので、それくらいの気で読んでください。それでは請う御期待。

*1:実際は10時半までだった。ということで帰宅は1時

*2:最高裁のページからは落ちてしまったようなので、平岡久先生のHPにリンクしています。ありがとうございます

*3:paco先生には前から言われていたのにも関わらず・・・orz