クラスメイトと行政法と語ってみるテスト

今日ははじめてクラスで授業があったので、そのあと数人を誘って近くの韓国料理店に。その場はちょうど(あまりこういう言い方は好きではないのですが)あえて分類するならば内部既習が4人、外部既習が2人、未習からが2人と、おそらくクラスの人数比に近い構成。
・・・そこで、聞いてみました。「行政法、どこまでやった?」
・・・全員から拒絶反応がorz


少ない人数ではしょうがないし、コジンジョーホー云々言われても困るので、クラスコンパやそのあとの雑談で聞いた話も交えて、やや一般化・抽象化して話しましょうか。
未習からの方はほんと行政法大変だったみたい、というのは聞いていたし、実際そうだったと思うんです*1が、外部既習の方がなんらかのかたちで少なくとも一度は総論・救済法をまわしているのに対し、内部既習の半分はまったく手をつけてない、という感じですね。。。(まあ、会社法にまったく手をつけてないお前がいうな、って話ですが。)
また、うちの大学の法学教育がやや遅い時期に始まることも影響していますが、外部既習の方の中には「ほとんど頭に入らなかったけど、行政法にはじめて触れたのは2年の夏だったなあ」という方もいました。これが、どういう影響を持つのか、といわれると困りますけど。それに、「行政法総論」「行政法各論」という区別をするところも多いみたいですね。これは新鮮。というか、「この大学は各論はやらないの?」といわれました。・・・まあ、やらないといったらうそになるでしょう(社会保障法とか、経済法はれっきとした「行政法各論」です)けど、どうも取り扱われ方が違うように思います。


ちなみに、某大学では複数の行政法教員が不可を5割出した実績がある、と告げたらその場の全員が凍り付いていました・・・。


まあ、内部進学者についてのコメントをすれば、必修制度の関係や、現行受かる気でローは対策してなかったという人も混在している3期既習なので、当然のことなのですが・・・この傾向、今後はどうなるでしょうか。


・・・と、ここまで書いてbewaadさんのエントリに言及しようかとも思いましたが、まだまだ考えがまとまらないのでちょっとTBは保留。
法科大学院を出て、行政法に強い弁護士になるんだ」と言って進学してくる同輩・後輩を見ることはできるのでしょうか。いつかできるのかな?
え、私?うーん、それで食べていく自信がありません。研究者としてやっていけるか、という自信もないけれど。将来の夢についてはこのどちらかになりたい、と思うのですが、「行政法に強い弁護士」と「行政法の研究者」、どちらになりたいのかは決めかねてます。実現可能性がどちらも低そうだ、ということは覚悟しているのですけど。

*1:教えるほうの先生も大変だったことでしょう・・・。さらにいわれたのが「憲法も2単位しかないから、公法系はまだ4単位しかやってないんだよ」ということ。そりゃすごい・・・